短い言い訳

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 萌え語りはキャプションでしていたので、割愛!
 さて、わざわざ読む人がいるかどうかわからないが解説である。解説というか、自分がしたいだけの言い訳である。
 端的に言えば、イオルブの頭でっかち感を演出したいがためだけに、あれやこれやぶちこんだんである。まあ、イオルブとアップリューの組み合わせという時点で、反応する方がどれだけいるか甚だ疑問だし、単純なものを書いていたら意味がない、凝ろう、奇を衒おうと思ったが最期、であった。この手の悪ふざけはやり出すとキリがない。気がつけば、書き出しの1000字を書いた時点から遥か遠いところまでイッてしまった。ともかく、イオルブくんの本の虫ながら青臭い拗らせっぷりが伝わってくれれば幸いです。
 ただ、この書き方自体は、先月投稿したドラパルトのやつと根本では同じだと思っている。本文に引っ張り出してくる領域が異なるだけで。書いてる最中の思いつきとか、勝手な連想だかで、役割論者の口調から、例のアレ的な言い回し、FF7クラウドのうわ言を並列したわけである。今度の場合は、ある程度の下敷きをいくつか思いついて、それに倣って書いていたりする。まあ気づかなくても問題はないし、だけど気づいてくれたら嬉しいし、程度のことだ。
 いずれにせよ、この並置そのものにはさして意味はない。言ってしまえば『ポプテピピック』的である、とさっき思いついた。膨大で瑣末な引用やパロディを矢継ぎ早に繰り出す作風はいかにも前衛的に思えるが、あれは、目についたあらゆるものを今現在という極点にかき集めて、凝縮して、消滅させてしまうブラックホールである。だからそれに類似していると思われる、モダニズム的な詩法や表現技法とは似て非なるものだ。あれの目的は、一つには過去と現在とが入り混じった「歴史的感覚」を喚起することだからだ。
 ま、ま、気難しいこと言わないで。故・丸谷才一先生だって小説の根源は「遊び」だって言ってんですから。小説で、ましてや二次創作だもん、遊ばなきゃ、楽しくなけりゃ意味なんてない、意味がなけりゃスイングもない、前の記事でも書いたけど、一人遊びして鬱になるってクズでしょ、バカでしょ、さらに言うなら性格悪いでしょ、クドイ!……もっと言うなら周りの周りの周りの、周りの迷惑考えもしないでしょ、少しも!……ちっとも!……微塵も!……欠片も!……「クズでしょ」以下、ヤプーズ『ラブ・バズーカ』の歌詞のもじり。『HYS』、躁鬱全開のアルバムだけど、自分は好きです。
 こいつ言い訳でも堅苦しいこと言ってるな。半月も頭でっかちなイオルブくんに付き合っていたからね、作り手より頭のいいキャラは書けない、ってすごく当たり前のことを、再確認させられたよ!