雑記230518

 もの書けない間はこうしてこっそりと雑記を書いて打鍵欲を慰めることにしていた。
 ……『Farewell』について続きの章を構想しようとしているが、そのくせ頭の中では何も考えようとしない。いっぱし点のような考えが出てきたりはするが、そこからどう先へ進むでもなくゆっくりとフェードアウトしていく。そしてしばらく無の時間が続く。
 筋道だって考えることより、自分はだいぶ直感的に、不意に思いついた一文から勢いのままに書くということばかりしてきたので、短編短中編ならともかく、10万を超えると勝手が違う。書き継ぐことそれ自体は可能だろうが、それは本筋に関わらない脱線である。ここにきて、はーどぼいるど(と自分では思い込むようにしている)な文体で書いているけれど、その実やっていることはすらっぷすてぃっく(と自分ではやはり思い込むようにしている)なドラパルトのものとさして変わりないのではないか、虚飾なんてのはじっくり読み込めばボロが出てしまうんだから、というのがさしあたり一番こわいところ。
 そういえば、職場でシリコン製のメガネの鼻あてをポロリと落としてしまったようだ。その日の朝から何度か落っこちていたのだが、戸締りをした後に気づいたのでどうにも困る。片方だからまあさほど障害はないし、たぶん取り替えだってメガネ屋で安く済ましてくれるのだろうが、面倒がまた一つ増える。
 北海道か大阪か新潟にでも近く行きたいと思いながら、今年の夏はボーナスが出るだろうかとやきもきする。