まず個人的総評から。 単純に、純粋に、小説として読み応えがあったものを挙げるなら『ぬくめどり』『俺とあなたのイケナイ出逢い』『あなたが起きてくる前に』の3作を推す。順当なら、このどれかが優勝するんじゃないか。『ぬくめどり』は直情的な小説であ…

平日は飯や風呂の前に寝てしまうか、寝坊しないギリギリの時間まで酒を飲んでいるかのどちらかである。このところは前者の割合がジワジワと増えつつある。健康的かもしれないが、何故か敗北感がある。 このような夜だから、執筆のペースも偏りがある。むしろ…

人獣戯画の美術史 (isの本) 作者:鹿島 茂 ポーラ文化研究所 Amazon 鹿島茂『人獣戯画の美術史』という本を読んだ。ひと昔前の本を近所の古本屋で見かけ、曲がりなりにもケモナーを自称しているのだから読んでおこうと思った次第。 絶対王政期のフランスのモ…

書き散らしたものをこうしてネットに公開している以上、誰にも見られていないということはありえない、というのは表現者（？）として安心できることではあるけれど、だからこそ書くことには気をつけなさいよ、ということも肝に銘じておかなければならない、…

なんだか久々に吐露するように書かねばいけないと思ったからここに書く。 書き続けてはいるし、時折それに苦しみを感じないこともないが、結婚歴の長い夫婦には理由もなく関係が冷え込むようなこともあるのと一緒で、完全に嫌気が差すこともないから、書くこ…

※作者からの一言 このあいだのwikiの大会で思いがけず票をいただいた拙作なんですけど、〆切2時間前辺りまで現行の形とはちょっと違ってたって話をチラッとしました。というのも、当初はコレクレーが脇役として登場していて、勝手にモトトカゲくんに付いて行…

崖上からゴロゴロ山地を、そして山の向こうの未来の「ハクタイ」を見つめる、というテイで さあて、こないだの続きです。『百代の用心棒』でジュナイパーが嘴遊んだ曲を紹介する枠。しかし、後半になると曲の登場頻度がグンと増すというね……ミュージカルかな…

今週は気が抜けている。打鍵の進みもあんまりだ。書きたいことはあるような気がするが、それが言葉として出てくるのにものすごい時間がかかる。 何も考えていないと、同じ単語や似たような言い回しを近い文中で繰り返してはいないか気にする。語尾の過去形と…

2日連続で早寝して酒も飲まなかった。洗った洗濯物を外に干すだけの作業が、仕事帰りにはひどく億劫で、風呂にも入らないでちょっと仮眠をとベッドに横たわってしまえば直にそうなってしまうのはもうわかりきっていることなのだが、結局同じことを繰り返して…

始まりの浜にて、彼は何を思うのか……というテイでお願いします 『百代の用心棒』完結記念というでもないけれど、本編に（勝手に）引用した楽曲について一言コメントを添えつつご紹介していきたい。本来だったら権利関係のチェックやらの手続きが必要なんだろ…

もの書けない間はこうしてこっそりと雑記を書いて打鍵欲を慰めることにしていた。 ……『Farewell』について続きの章を構想しようとしているが、そのくせ頭の中では何も考えようとしない。いっぱし点のような考えが出てきたりはするが、そこからどう先へ進むで…

己六才より物の形状を写の癖ありて 半百の此より数々画図を顕すといえども 七十年前画く所は実に取るに足ものなし 七十三才にして稍 禽獣虫魚の骨格 草木の出生を悟し得たり 故に八十六才にしては益々進み 九十才にして猶其奥意を極め 一百歳にして正に神妙…

一本書き終わってしばらくボーッとする時間が続いている、と書くと明晰な言い方ではない、多少嘘が混じっている。書いている時だって基本的には書け（か）ずにボーッとしている時間が長いのである。 とにかく、何を書けばいいのか思い浮かばずにボーッとして…

『百代の用心棒』を書き終えた。しかし、気分としては書き終わったという感じではないのである。終わりと言えば終わりなんである。ただ、終わった時特有の「ふう」と一息つくような感覚が薄い。 そもそもこの文章を書いているとき、自分はなんだかしっくりと…

執筆当時お世話になったサイトの旧字対照表。僕はこれと2年にわたりにらめっこし続けた ようやくこれを振り返れる時が…… 一昨年1月から某wikiにて断続的に更新し、昨年末にようやく完結することができました。が、後半以降露骨に更新ペースが落ちていたのは…

www.pixiv.net そんないきなり2022年はどうだったとか聞かれても俺困る……だいたい俺には振り返られることなんか何にも……俺にとっていつもいつだって1年って暗黒の年なわけだし……何せ俺は今年もどんな雄ともヤることできなかった……最高も最低とか語る前にカー…

来年は参加するから許して！ あと獣文連に出して 前記事の『ライ麦畑で踊れ』もそうですけど、イベントのために制作していた作品を出せない、っていうのは悔しいというか虚しい気分になります、少なくとも投稿してからしばらくの間は。例えていえば、マラソ…

『ライ麦畑で踊れ』ロケ地（？） ※画面に映っているのはライ麦じゃなく稲穂です、念のため 振り返るも何もとっくに年越してるじゃねえか、というのはご容赦いただきたいのです。やろう、やろうと思って平気で1ヶ月、数ヶ月、1年と過ぎ去ってしまうのは年を取…