2022年自創作振り返り⑦『ミイラ取りはミイラになりたい』編

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そんないきなり2022年はどうだったとか聞かれても俺困る……だいたい俺には振り返られることなんか何にも……俺にとっていつもいつだって1年って暗黒の年なわけだし……何せ俺は今年もどんな雄ともヤることできなかった……最高も最低とか語る前にカースト最底辺の俺……なんだから、そんなこと聞いて煽りに煽り! 立ててくるのやめてほしい……そりゃ今年! 色々あったと言えば言える! けど、そんなことに何の意味が?……俺にとっては何の価値もない……ただただ心、陰鬱になってくだけ……だいたい、年の最後にああだこうだ……振り返ってまた来年! 気を新たにとか言うけど! 俺はそれ何回も繰り返しても一向にツキ、向いて来なくって……ああ、次こそはバカな雄一匹くらいは俺のチンコ! 食いついてくるだろって虚しい希望、抱いてさ……で、また1年が経ってる……いつの間にか世の中クリスマスクソスマス大晦日晦日……とか何とか……理由をつけてまたセックス! 興じてる頭空っぽな雄どもを量産させて……アイツらにとっちゃそれだってヤる理由づけにしかならないんだから……チキン! だったら店で買わなくたってパートナーの胸や腹に引き締まったのがいっぱい付いてる……面倒な行列並ばなくたって食い放題なんだ……そんでクリスマスケーキ……まあ生クリームならいつだって準備万端……だいたいケーキなんかじゃとてもアイツらには足りなくって……俺をケーキにしてくれ! とか言い出して全身にぶっかけ……何だったら穴ン中まで真っ白に塗りたくって、まあ美味しいロールケーキの一丁あがり! ってところある……んでんで、年越しなんかは馬鹿のひとつ覚えみたいにそばすするアイツら……だけどどうせそば啜ってるだけじゃお口は満足できなくってさ……どうせ年末年始、観る娯楽もないだとかほざくからすぐさまダル絡み! し始めて、股間のチンポ! 啜り始めてイク年クル年……ってこれの一体何が面白い? お前らの考えることはどれも型にハマってただただ俺を苛立たせるばかり……自分らの幸せ! 露出みたいに見せつけやがって汚らわしい……だったら俺に逆質問! させてほしいって俺ドラパルト! 考えてる……そりゃ若いうちは互いのエッチいカラダ! 讃え合ってればそれで済む……けど10年後は? はたまた20年後? 朽ちてく肉体に果たしてお前ら、耐えられる? そういうところで真実の愛! 試されるんだから……常々老人馬鹿にしてるお前ら……けど若者はいつだって老人のこと、馬鹿にする……老人は子供に還るとはよく言ったもの……アイツらは馬鹿だからいっつも自分らは例外だとか思ってるけど、そんなこと、断じてありえないのでね……それに引き換え俺ドラパルト! いつまで経ってもわりかしピチピチ! クリアボディ、スケスケボディ保ててる特権階級ってワケで……その点関しちゃ圧倒的優越感! 感じてるってところある……まあ、こんなこと喋ってたら流石にオーバーキル! それに怒涛のヘイト、買っちゃうからここまでにしとく、へけけけ、けっ!

 

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ただ、いざ俺自身のことを考え出すとやっぱり不安に囚われちゃってしょうがない……俺は年経るごとにどんどんしくじり、増やしてく……掴みかけたチャンス! という名のチンポ! 逃し続けてて……いや、冷静に考えれば俺はちっとも悪くない……むしろ犠牲者って言えば言える……だって俺はここまで何もやましいことなんてしてこなかった……そりゃ脳内! どれだけの雄! ケツマンコ犯して来たか測り知れない!……けどそれはお前らだって同じはず……だろ? 何せお前らは髪絵師のイラストいいねRT! するしか脳のない社会不適合者の群れなんだから……正直ハロンタウンでウールーの代わりに放牧されてればいいって思うくらい惨め……SNSに都合のいい逃げ場、求めようとしたってそうはいかねえ、って俺思う……それかメタバース! 肉体なんておさらば! だとか何とか! けど、そんなことしたって俺ドラパルトには勝てないってことを思い知らせておきたい……何を置いても俺はお前らに比べれば恵まれてるって思いたいから……何せ少なくとも俺はイマジナリー性奴隷ってのは1000匹くらいはこの二等辺三角形にリストアップしてるんでね……あの手この手で調教! わからせてやって、ケツでチンコの良さを教えてやった! 例を挙げよう! H.D.暦1540年に滅亡したうんたら王国の元将軍だった黒龍の雄がいてさ……ソイツも今やかつての栄光はどこへやら! 惨めな奴隷の身分、なった……苦しみはそれだけじゃない! 俺はソイツの前で大事な大事な部下たちを一匹一匹! 犯しに犯して最後は処刑! してやった! 元将軍はその光景! 椅子に縛り付けられたまんま直視させられてた! けどそこは将軍! ただジッと耐え忍んでた……己の優秀な部下たちが救いを乞いながらメス堕ちして、絶頂に至るか至らないかって絶妙なところで首切られるのをさ……媚薬塗りたくってどいつもこいつも痛みも快楽の区別も最早つかなくなってた……まあもちろん武人らしい武人もいた……ギリギリで理性保ちながら、屈辱のままに精液まみれで死んでくのとか……まあそれも十分唆られる光景……凄まじい淫乱の光景! ただそれを描写するにはきっと別の小説、書かなきゃならない……けどそれはそれ……とか言ってる間にお前らはきっとドン引き! してるはず……

だいたいそもそも、もう振り返るべき年ってのは過ぎ去ってて……というのも作者! とかいうとメタ! サムイってのは百も承知! なんだけど……ここまで書いといて急に飽き出して放置プレイされるから、俺はおどおどするしかなかった……そりゃダベダベ! してる俺だけど結局何というか作者の奴隷、なんだから……やる気出してもらわないと俺もしゃしゃり出れないワケ……だけど、締めるんだったらちゃんと年末のうちに締めてもらわないと、色々辻褄、合わなくなる……締まらないのはケツマンコだけでいいって俺は何万回言ったかわかんない……ビンビンにそそり立ったチンポ、そこにゆっくりと押し込んでいく感触……そのドキドキ感と気持ちよさと言ったら……まあどれもこれも想像ではあることは容赦してほしいんだ……どうせ俺はいつまでも雄の一歩踏み出せないクソホモ童貞ドラパルト……この1年はホントにろくでもない1年で……まあ過ぎてるんだけど、どうでもいいこと……どうせ次の1年も同じようなこと、なるだけなんだ……

俺の哀しさについて綴ろうとすれば永遠に管巻けるのは言うまでもない! けど、そんなことしてたら字数が! まあ字数! 稼ごうと思えばいくらでも! だって適当に思ったことグチグチ……それをろくに弄りもせずに原文ママ! ぶん投げれば! いっちょうあがり!  そりゃヘイラッシャ!……アイツよりかは俺の方がカッコいいしモテるはず……けどアイツの口ン中にはシャリタツいてさ……スシスシーだのオレスシだのってイチャイチャ……それにあのスシども見てるとなぜだか頭、イタくなる……なんだかずっと俺の悪口言われてるような……オマエホモドーテー! オマエドウシヨウモナイグッズグズノクソホモドーテー! いや、そんなはずは……それもこれも俺がどんどん悪い方悪い方へ物事考えすぎるから……ただ一方であまりにも誇るべきものないと、一周回って迫害されてることに快感見出すように……なる? もしかしたらそんなことだって……にしたって、どうして俺だけこんなにヤレなくて苦しなきゃならない? とか言うとイオブル……理詰めで論破! してくるからさ……全能の神に文句言うなだの神と和解しろだの……俺にはいったい何のことやら……ドラパルトそんな頭イクないし……クソリプでレスバ! 仕掛けてくんのマジ勘弁ってところある……だいたいドラメシヤ二匹、男手一匹育ててきたいたいけなドラパルトをイジメるってそれってどう? 社会的弱者をネチネチ言葉でねじ伏せるのダメだから……その口をチンポで塞いでやりたい気は正直スゴく……どうせアップリュー……アイツのチンポじゃ満足できなくなりつつあるの俺はわかる、わかるんだイオブル……だってホモってそういうもんだし……ヤレばヤルほどもっと過激なの! 欲しくてカラダうずうず……そうだろ? だってそれがまさしくヤレてるってことなんだからさ……

 

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「ドラパルトぉ!」
「……はっ!」
「どうしたんだよ! オレ、ずっと探してたんだから!」
 って声掛けてきたのはパッチラゴン! 言うまでもない! 俺の天使! 沼りかけた空想から俺のこと解放してくれた!
「わ、悪い」
「もうっ! せっかくみんなで集まろうってのに急にいなくなっちゃから、オレ、心配になっちゃってさ……」
「済まない、パッチラゴン」
「いいんだよ、ドラパルトが大丈夫なら、オレはいつだって大丈夫なんだからさっ」
「ああ、パッチラゴン! パッチラゴン!……」
 俺は感情爆発しそうになって、思わずパッチラゴンに抱きついてた……んでパッチラゴン! ちっちゃなおててで俺の三角頭ヨシヨシしてくれる……何もかも受け入れてくれるんだパッチラゴンは……何もかも永遠にダメなこの俺ドラパルトのことをさ……あまりにも優しすぎて怖いくらい……バチがあたんないか心配になるまである……
「ど、どうしたんだよドラパルトぉ!」
「パッチらごおン……ああっ、俺はっ、俺はっ……」
「大丈夫! 大丈夫なんだからドラパルト……」
「俺はもうダメだあ……ダメなんだよおパッチらごおン……」
「よしよし! ダメじゃない! ダメじゃないんだからドラパルト!」
「……ホント?」
「もちろんだよドラパルト!」
「ああ! パッチラゴン! パッチラゴン!」
 って俺はパッチラゴンのちっちゃな胸にほっぺすりすり……ああ、パッチラゴンほんと好き……こんな俺のことを見捨てないし、バカにもしないし……そこまで慈悲なんてくれなくたっていいのに、無償の愛の権化っていうか……なんだけど、その愛に応えてやれない俺の不甲斐なさも年々ますます際立ってく……こうしてるときだってパッチラゴン! コイツの目は時折物悲しげになるの、俺が気づいてないなんてことはない……言いたいことはわかってるつもり……ねえドラパルト? オレたち、今度こそはホントの意味でわかり合えるんじゃないかな、って思うんだけど……やっぱり、ダメ、かな?……ダメじゃない! ダメじゃないんだパッチラゴン!……けど、どうしても俺の中で恐怖ってのが沸々と湧き出しちまって……また同じことしてしくじったらきっと俺たちダメになりそう……そうなるのが心底恐ろしくてたまらないっていうか……そんなこと俺はいつまでもウジウジ……そりゃ情けない! ってのは百も二百も承知! なんだけどさ……

「ドラパルトはん! ドラパルトはん!」
「へ?!?!?!」
「『へ?!?!?!』やあらへんねんドラパルトはん!」
 っていきなり俺の頭ド突いてくるのはイダイトウ! カロン! コイツもコイツでだいぶ図々しくなりやがってホント腹立つ……暴れ回るのはヒスイの土地だけにしてもらいたい! だいたいお前がガラル! いること自体色んな意味でおかしいんだし……
「なんや! その不服そうな目は!」
 って俺のこと睨みつけてくる……たかだか俺より一回りも二回りも年? 取ってるだけでこの傲慢さ……老害ってのはこれだからいけなくて……頼むからとっとと駆除でも何でも、して欲しいって俺思う……
「ワイもなあ! あんさん急にいなくなってまうから、パッチラゴンはんらと手分けして探しとったんやで! ったく、男のくせにメッソンメッソン! 恥ずかしいとか思わへんのん?」
「恥ずかしくなんてあるもんか!」
 って俺は懸命に逆張り……
「ああパッチラゴン! パッチらごおン!……」
「うん! うん! わかったから! わかったからさ、ドラパルト……」
「ったくそんないつもいつでもパッチラゴンはんに甘えてたらあきまへん!」
 っていきなり俺の尻尾ガブリアス! 俺はピンとマッスグマ……ぶんぶん尻尾振り回してもコイツの口! 一向に離してくんない! これじゃ見てくれはまるでヤドラン! なんかよりも醜悪! とか言うとヤドラン好きに怒られる! かもだけど……
「このっ、離しぇっ! 離してくださいカロンさん!」
 とか言ってもこのイダイトウ、駄々っ子みたいに離そうとしない! どころかどんどん力入れて俺の尻尾カミカミ……痛い! 痛い! 尻尾がちぎれる! ちぎれる!
「やめろお!……やめろおっ!……クソっ、クソッ!」
 思い切って尻尾ぶん回し! ドラゴンテール! カロンの身ごと地べたに打ちつけようとした瞬間合わせて、イダイトウめするりと俺の尻尾から口離し! ばっちいいいいいん! って痛い思いをしたのは俺の尻尾……
「ああっ……! うああっ……!」
「ドラパルトはん! ワイかて年なんやから乱暴はあかん!」
 いったいどこの口が言う? 俺には何が何やら……けど、そんなことより無闇に打ちつけた俺の尻尾ヒリヒリ……俺はしばらく何も口に出すことできなかった!……

「パパー!」
「おとーさん!」
 そこへビューっ! って飛んできたのは何を隠そう俺のドラメシヤたち! 悶えてる俺の周りクルクル……心配そうな目をして見てくれてる……
「ああっ! お前たち! お前たち!」
「パパだいじょーぶ?」
「おとーさんいたいの?」
「ああっ……大丈夫……大丈夫さ……」
 いくらなんでも子どもたちの前では情けない大人の姿、見せられない見せたくない……から俺はちょっと気張ってみる……正直涙出てくるくらい痛いのは確か……ただ大人ってのはここぞという時耐えなきゃいけないところある……親の姿は子にとって少しでも頼れるものであって欲しい……親父にろくでもない目遭わされた俺だから、同じ思いをもう二度と……とか言ってもやっぱり言葉尻ブルブル……全身で痛み堪えようとして必死になってる……
「パパ! パパ!」
「おとーさん!」
 ドラメシヤたち、俺のヒリヒリした尻尾にそっとしがみつく……
「いたいのいたいの……」
「とんでけー!」
 キャッキャ言いながらそんなおまじないかけるドラメシヤたち……なんて可愛い! 実際あっという間に痛さ! 吹っ飛んじまった! 腫れかけた先端が嘘のように癒えていくのわかった……気のせいだって思うヤツは親と子の愛情の力ってもんを知らないからそんなつまらないこと言える……まあ、家族ってのは複雑ってのは俺もイヤなくらい知ってるけどさ……だけどそういう皮相な見解! で俺の最後の絆までズタズタにするのやめて欲しい……
「ああっ! お前たち! お前たち!」
 って涙出てくるのも道理……そりゃそうさ! 俺がこんなに手塩にかけたドラメシヤたち! こんな立派に育ってさ……まあ俺は確かにクズなところ多々! あるけれど! コイツらが順調に成長してくれてるだけでも生き甲斐っての確かにあるんだ……って俺はしみじみ……
「うううっ……お前たち……お前たち……」
 ヨシヨシってコイツらの頭撫でてやると本当に嬉しそうにキャッキャキャッキャ……文字通りの天からの贈り物とはまさにこれ……こんなかわいいドラメシヤたちをオナホにする親とかホントあり得ないって……いや、まあそりゃ『ミイラ取り』……PART1じゃコイツら俺のチンポペロペロ……してたけどそれはそれ! 俺は何も悪くない……第一それにしたってコイツらは俺のこと心の底から心配してて……勃起もオナニーも意味がわからずさ……
「ドラパルトはん!」
「あ゛っ!」
「変な声あげなさんなドラパルトはん! ほんまあんさん何してまんねん?……こんなろうたげな子どもらほっぽいて油売ってたねんで! ちっとは反省せいや反省!」
「う……うるさいな」
 カロンのヤツ全然空気読めてない……俺たち家族のこんなにも幸せな団欒に平気で水を差してくる……野蛮なヒスイのポケモンどもはコレだから……見ろ! ドラメシヤたちはまた俺の頭ン中収まってはしゃいでる! これには俺もニッコリ! 久方ぶりのばくはつスマイルも出ちゃう! ドラメシヤたちも! 俺に合わせてばくはつスマイル! どうだ! 俺たち親子こんなにも心通じ合って麗しいったらありゃしない……
「良かったねドラパルトっ!」
 つられてパッチラゴンもばくはつスマイル! ああ、みんなガチのマジで天使がすぎる……そんなのをしら〜っとした表情で見つめてるのはイダイトウ! お前だけ! 本当にお前は人非人ポケモンというかポケモンのクズというか……
「……ほな、みんな待っとるんやから戻らにゃあかんで」
 イダイトウも流石にこれ以上余計な口利くワケには行かないと思ったのか、唐突に話題変える……まあ、コイツだってこういう家族愛親子愛、ろくに受けずに育った身……かわいそうっちゃかわいそう……だけど、絶対どんな悪夢の中だろうと、お前を抱くことなんかしてやらない……ましてや抱かれるなんてもってのほかで……

 

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「ドド、ドラパルトさんっ」
 これにて退場、ってとこで今さら俺たちのとこ、やって来るヤツがいて……けど俺には何のことだか……だいたい俺はドドドラパルトなんかじゃないし……そんなどこぞの地方のノノクラゲ! みたいな扱いしないでほしい……俺に見合うのはやっぱり……ああ、コライドンお兄さん! だけなんだから……いろんな事情があってちょっと遠距離恋愛なんだけど……戻ってきたらドチャクソ甘いエッチするってチンポで雄の約束! 兜合わせしてるんだから……
「あのぅ……!」
 俺は聞こえないフリしてる……実際コイツの声は低くて掠れて全然何言ってるんだか……
「ぼ、僕のこと無視しないでくださあいっ!」
「ぬ゛っ!」
 そうやって! だから! コイツ! いきなり背後からギューっと抱きしめるようにしてくる! というかオーロット! まだいたのか! 俺は1話きりの登場っててっきり……
「ドラパルトはん! 何や! オーロットはんだってあんさんのことえらう心配して!……」
 イダイトウまたグチグチ……だけど俺には馬耳東風もいいとこ……だって俺はコイツに何にも心配される謂れない! コイツはストーカーみたいに執着して諦めが悪いんだ……俺は樹木とイチャイチャしたり、ましてやセックス! だなんて真っ平ヒラヒナクエスパトラ! どう考えてもコイツは異常者! なのに気づいてるのは俺だけで……カロンと同じくらい図々しくって……おまけにここんとこずっとカロンのもとに居候……身の回りの世話とかなんやら……ミロカロ湖のほとりでよくオーロットがイダイトウの鱗磨いてる姿見かけるのホントにイヤで……ああ、オーロットはん! とかカロンのヤツ……そこや、そこ!……ああ、ええで、ええでえ!……ホンマこの辺ワイの鰭じゃ届かなくてホンマ困りますねん……いやはや! あんさんえらう気が利く奴っちゃで! それにごっつ容子ええねんから! 自信持ちいやオーロットはん……あ、そこもうちょい磨いてくれや!……ああっ、ホンマええ……ええでえっ……とか何とか……いったい俺は何を聞かされてる? 微笑ましいのは結構だけど……俺には1ミリも関係は……
「う、うるさい! うるさい! 俺はっ! 俺はっ……!」
「ドラパルトさあんっ!」
「離せっ、離せえっ!」
 それにしてもオーロットのヤツ! 両腕! ならぬ両枝で俺のことがっちりホールド! してきてさ……おまけに指先が俺のお腹プニプニ……あまりにも気持ち悪い手付き……公衆の面前で俺のこと痴漢とかしないでほしい! そんでカロン! 咎めもせずにニヤニヤしながら見るのやめろ! おかげでパッチラゴン! 何も言えずにオドオド……
「やめろお! やめろ……っほ!」
 変なとこ揉まれて変な声出るのホント恥ずかしい……おまけにドラメシヤたちが頭にすっぽり収まってるってのにこんなことされるの屈辱的……オーロットだか何だか知らないけど、とっとと成仏でも何でもしてくれ頼むから!……
「お願いですぅっ! せめて、一回だけでもお茶を……!」
「知るか! 知るか! とにかく腹揉むのやめい、やめいっ……いひひひひっ!……」
「僕、絶対ドラパルトさんを振り向かせて見せますから、男になるんだ僕は……」
「ひひひひひっ!」
 そんなことどうでもいいからくすぐったいのをいますぐ止めろって! そんでイダイトウ! その意気やオーロットはん! みたいな目で見つめるなって! 俺にはわかってる! コイツが調子乗ってるの! きっとカロンが煽りまくってるからって! そうやって色んなもんけしかけてこの魚、俺のことコケにしてくるんだから!
「ピャッ、パ、パッチラゴン!」
 って叫ぶ俺! だってもう俺にはこうするしか!
「た、助けてくれえパッチラゴン!」
「う、うん!」
 と言いつつ、ものすごくイダイトウの顔色気にするんだパッチラゴン……だってそうせずには……コイツのニコニコ顔、メチャクチャ圧を放ってくるし……俺とカロンの表情、交互に見て、うーんって両腕組みながらパッチラゴン、俺のところ近づいて……
「と、とりあえず今日はこれまでにしよっか!……ねっ、カロンさんに、オーロットさん」
 ああ、よく言ったパッチラゴン! そうなんだ、こんなバカみたい騒ぎはそろそろお開き、しなくっちゃ……何せコレは別に『ミイラ取り』! 本編でも何でも……ああ、そうだった2022年の振り返り……けどいったい俺に何を振り返れることが? ってまたまた話、ループする……結果からすれば俺はどうせヤレなかったしこれからもヤレないだろうし……それなのに周囲はどんどん姦しくなって……それにイオブル! アップリュー! あいつらも……けど、そいつらまで引っ張り出してきたらいよいよ話、終わんなくなる! あとはプテラオンバーン……でもアイツらはどうせ……そういや、こないだあまりにも帰りが遅いから、またぞろ俺が探し、行かされて……茂みの奥で何やらガサゴソ……まあ、わかる、わかるさ……って感じでヒョイと覗いたらアイツらいつにもなくバタバタ! 物陰から生意気にカラダに汗ヒッタヒタで俺ンとこ出てきてさ……いかにも何かを隠してる感じ……この様子じゃ間違いがなく3Pか4P、ヤッている……んだけど、そこに近づこうとするのを必死で止められる……何もないから気にすんなってドラパルト、ってオンバーン、妙に慇懃な態度……プテラもなんか両手組んでおねだりするような感じで……今からお前らぶち犯してやろうか? って思いかけたけど何とか堪え……すぐ帰るから! って慌てて物陰でゴソゴソゴニョゴニョ……何かうやむやにされたんだけど……アレは一体何だったんだろ? まあ、プテラオンバーン……アイツらとヤるヤツなんてどうしようもないど淫乱に決まってるし……正直顔見るのも勘弁なんだ……まあ、コライドンお兄さんとかだったらちょっと食指伸びる、かも? だけど、そんなことは万が一にも、あり得ないしね……

 

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