雑記231107-08

 平日は飯や風呂の前に寝てしまうか、寝坊しないギリギリの時間まで酒を飲んでいるかのどちらかである。このところは前者の割合がジワジワと増えつつある。健康的かもしれないが、何故か敗北感がある。
 このような夜だから、執筆のペースも偏りがある。むしろ、朝の出勤前や、出勤電車の時間、あるいは昼食をさっさと食い終えて余った時間の方が集中できるし、進捗もある。が、それにしても遅々たるものではある。だが、せめて「私は(同人レベルの範囲ではあるが)小説という創作をしている」というログインボーナスのようなものを日々得なければ甲斐がないではないかと、愛機のiPad Proを開くことはやめない。
 TLを覗けば誰かしらの創作論のようなものが流れている。共感のいいねやリツイート(余談。自分はリツイート、という言い方で慣れてしまったからいまさら厳密にリポストと言っても仕方ない気がする。だって、今もあるネット掲示板にしても「5ch」とわざわざ言ったところでしょうもないじゃないかと)が4桁、時には5桁とある。
 けれど、書かない人間が、書く素振りだけをして一向に書こうとしない人間が創作を語ったところで何になるだろう。書かない、ということにしても、書くと同様かそれ以上の強靭な意図をもってなされなければならないと自分は思っているので、そんな中途半端なことをしているくらいなら、創作への未練など鼻から断ち切ってしまえ、次から次へと流しそうめんのように流れていく絵に満足して肥え太っていろ、馬鹿者め、と吐き捨てたくもなる……けれど、こんなことをしれっと書いてしまえるのは、今晩は寝坊しないギリギリの時間まで酒を飲んでいる夜だからかもしれない。
 自分にせよ、そんなことを偉そうに語れるほど書いているのか。最近、個人的に会った画家の人などは、朝の10時から夜の6時まで、ほぼ毎日アトリエにこもって絵を描き続けていると話していた。自分の集中力では到底日に8時間熱中して書き続けるなどできそうもないことである。もっと厳格な昭和期のとある画家などは、日に12時間描くことを自らに課し、朝の6時から(食事やら散歩やらを挟みつつではあったが)夜の9時まで絵を描くという生活を送っていたそうである。ますます気の遠くなる話である。僕なんかは同じ時間を、書きあぐねていたり、創作から逃避して不貞寝したりパラパラと本のページをめくったり(そういう時の読書はやたらと弾む)しているというのに……
 以上、アリバイのような書き散らしである。